
ロー&ロングなボディが特徴
2000年代前半、日本では「ビッグスクーター」が人気を博していました。
その中で、ヤマハの主力モデルはスポーティなマジェスティ(YP250)。
マジェスティYP250
しかし、2003年にホンダがフュージョンというラグジュアリーなビッグスクーターを「復刻」し、市場に投入しました。
フュージョン
これに対抗する形で、ヤマハは2005年4月にマグザム(CP250)を発売。マグザムは、タンデム走行がしやすく、ゆったりとしたポジションを取ることができるロー&ロングなボディが特徴です。
80年代のライバルと比べて現代的でスタイリッシュなデザインであり、「ベストタンデムアーバンクルーザー」をコンセプトに掲げ、タンデム走行時の快適性を重視した異色のモデルとなりました。
この車両はAT限定自動二輪免許を取得したユーザーをターゲットにしており、排気量249ccの水冷DOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載しています。2017年9月1日には、生産終了を発表しています。
最高出力は15kW(20ps)を発揮し、クラッチにVベルト式の無段変速機が組み合わされています。今回はマグザムのメンテナンスに必要なエラーコードについて調べてみようと思います。
ヤマハ マグザム SG17J エラーコード 12とはどんな症状でしょうか?
マグザム SG17J エラーコード1 1
『ECUコネクターの接続不良 。メインハーネス、もしくはサブハーネスの不良』です。
推定される故障原因 ECUの不良も疑ってみてください。
11B7-8591A-30エンジンコントロ-ルユニツトアセンブリ
マグザムのECU設置場所は、正面から見て、バッテリーの右側に取り付けてあります。
ECUのコネクターを外した時には、コネクターピンの錆や折れ、ハーネス部のコネクター部の破損がないか確認してみてください。
またハーネスの切れや、熱による溶断も注意してみましょう。
ECUは「engine control unit(エンジンコントロールユニット)」の略で、エンジンを制御するコンピューターです。
この装置は、バイクの燃料噴射装置や点火時期、排気デバイス、イモビライザーなどを主に制御し、アイドリング時や走行時の様々な環境や走行状況に合わせてバイクを最適化します。
例えば、エンジンの回転数や負荷状況、気温や高度の変化に応じて、エンジンの動作を調整。
また、最近のバイクではECUによって燃費や排出ガスの低減、パフォーマンスの向上などを実現しています。
◎通称名:マグザム
◎型式名:JBK-SG21J
◎全長×全幅×全高:
2,365mm×820mm×1,060mm
◎軸距:1,615mm
◎最低地上高:105mm
◎シート高:655mm
◎車両重量:201kg
◎乗車定員:2名
◎燃料消費率:
37.0km/L(60km/h舗装平坦路燃費)
◎エンジン型式・種類:
G368E・水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
◎総排気量:249cm3(cc)
MAXAM/ベリーダークオレンジメタリック1(ブラウン)
MAXAM/ベリーダークオレンジメタリック1(ブラウン)
◎内径×行程:66.0mm×73.0mm
◎圧縮比:10.8:1
◎最高出力:15kW[20PS]/7,500rpm
◎最大トルク:
22Nm[2.2kgf-m]/5,500rpm
◎燃料供給装置形式:
フューエルインジェクション
◎始動方式:セルフ式
◎点火装置形式:TCI(トランジスタ式)
◎バッテリー容量:12V、8.6AH(10H)
◎バッテリー型式:YTZ10S
◎潤滑方式:強制圧送ウェットサンプ
◎エンジンオイル容量:1.7L
◎燃料タンク容量:14L
◎1次減速比/2次減速比:1.000/9.183
MAXAM/ブラックメタリックX(ブラック)
MAXAM/ブラックメタリックX(ブラック)
◎クラッチ型式:乾式、遠心、シュー
◎変速機形式:Vベルト式/オート
◎変速比:2.290〜0.744、無段変速
◎キャスター角:28°00′
◎トレール量:103mm
◎タイヤサイズ(F/R):
120/70-13M/C 53P/130/70-13M/C 63P(前後チューブレス)
◎ブレーキ形式(F/R):
油圧式シングルディスク/油圧式シングルディスク
◎懸架方式(F/R):
テレスコピック/ユニットスイング
◎ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ:
ハロゲンバルブ/12V、55W×2
◎フレーム形式:バックボーン
◎エミッション:平成18年規制に適合